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STARBUCKS

年末の、とある平日の朝
僕は近くにあるデパートの1階で
一人でカプチーノを飲むことにした。

自宅から少しばかり歩いて
朝の冷たい空気にすっかり
体が冷え切っていたからだ。

駅前にあるこのデパートは
こじんまりしていて僕は気に入っているのだけど
数年前にSTARBUCKSができてからは
時間があると、一人でお茶をしにきたものだ。

でも、朝の9時にきたのは
はじめてだった。
LVでは早起きのLocalたちのために
6時には暖かいコーヒーを煎れてくれるけど。。
そう思いながら
まだ、開店前のデパートに近づいてみた。

すると、そこには専用のドアがあって
すでに店内には何人かのお客さんたちが
静かに、本当に静かに
コーヒーを飲んでいた。


おはようございます!

可愛らしい店員が挨拶をしてくれる。

僕は、LVにいるときよりは少し控えめな笑顔で応え、
そしてここよりも小さなShortというサイズがあることに
ちょっと安心しながらメニューを眺めた。

そして、僕も、

おはようございます。

と挨拶をしてから、 
カプチーノをTallでお願いします。
とオーダーをした。
ガラスケースに並んでいるサンドウィッチが気になったけど

やはり、、カプチーノだけにした。

いつもならここで名前を聞かれて
Masaだよ、、 M,A,S,A ね。。
そういうのだけど、そこでは必要ないことだった。

シューっというスティームの音が
開店前のデパートに響いて
名前は呼ばれないけれども
僕のカプチーノが出来上がった。

ミルクポット、、こんなに小さかったっけ?

そう思いながら、
少しばかり熱い蓋を開けて

やはり小さな
シナモンの瓶を振ってみた。

そして

久しぶりの日本の朝を、少しばかり味わおう。
そう思いながら、カウンター前にある小さなテーブルに腰を下ろした。


ふと、店内を見渡すと、、
僕の他に男性は1名。
あとは、、皆、、女性。
そう、店員も。

場所柄、、ということもあるのだろう。
きっとデパートに勤めている方が多いのだろう。
オフィス街でないこともあるのだろう。
でも、、ゆとりを持ってコーヒーを飲む男性がいて欲しかった。
まあ、休んでいる身勝手な僕の、
単なる思いなんだけどね。

でも、ちょっとだけ寂しかったのは
それではなくって
このこと。。

感じのよい おはようございます という挨拶に
誰も、応えることもなく
ただ、淡々とオーダーをしていくこと。

OL、主婦、ベビーカーをひいてきたお母さん。。。

皆、ドアが開くと同時にかけられる声に
伏し目がちに近づき、
そして、そのまま無表情で注文をしていく。

そういうのが普通で
そういうのが習慣で
店員は挨拶するのが当然で
当然過ぎて気がつかない

きっとそういうことだろう。
それを僕は非難することはできない
だって、僕もその中のひとりだったに違いないから。

ここみたいに
後ろに列ができていてもおしゃべりし続ける。。

そんなことは望まないけど。
挨拶するってのは

それがないと、、淋しいよ。

すこし、笑顔を返すだけでもいいからさ。。

それって。。。
僕が日本から離れているから感じること?


目が合うだけで、笑顔を作るなんてことは
ちょっと無理なんだろうけど。
やっぱ、、必要だよ。

おはようございます。。 STARBUCKSへ。。
by lasvegasmasa | 2006-01-05 16:27 | 思うこと
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